「youtube-dl」の使い方メモ

youtube-dl

らじるらじるのオンデマンド放送の音源は「ffmpeg」を使ってネットから直接ダウンロードできることを知った.(これは後日まとめるとする)

それで,じゃYoutubeも同じようにできるだろ,というかんじで調べると(Youtube ffmpeg でググった)

qiita.com

youtube-dl」というコマンドラインプログラムをみつけた.

youtube-dl

インストール

小生Macを使っているので,インストールはbrewに任せました.

$ brew install youtube-dl

mp3でyoutubeの動画を保存したい場合は,ffmpegも必要.

$ brew install ffmpeg

使い方

例えば次の動画をmp3で保存したい場合は

www.youtube.com

こんな感じに.

$ youtube-dl -x --audio-format mp3 https://www.youtube.com/watch?v=MOLFcm-xgjA

外部サイト様

この人の読むといい.

ina6ra.blogspot.com

不注意優勢型ADHDと診断され,薬をのみ始めた日

これは自分がつけてた日記の内容をそのまま移植したもんです.


19日,都内の診療内科で診察を受け「不注意優勢ADHD」と判断された.

ADHDだと疑惑をもったのは大学生になってから. 一人暮らしを始めて今まで感じたことのない辛さが表面化しだし,ストレスになりだした..

もともと小さい頃から忘れものは多く,一度家を出てもまた家に帰ったりした.朝も弱くて,よく遅刻した.授業中も居眠りしてたことが多い. ものの整理も苦手.小学生のときなんか,学校から配られるプリントはぐしゃぐしゃにランドセルに入ったまま. 高校生になっても,あまり変わらなかった.

でも高校生くらいまでならこの程度のことはままあり得そうだったので,あまり気にしなかった. ただ集中力はめっきり弱くて,すぐ別のことに思考が移ってしまうことが多く,学力は下の下だった. 学校から定期テストに向けてのスケジュール表なんかも配られたけど,計画するのが苦手な(正確にはできない)僕には無用だった.テスト勉強はいつもギリギリに始めてた.

そして大学生になって一人暮らしを始めたことを境に,今まで見えていなかった問題たちが表面化する.

ランクの高くない大学に入学した僕(今はコンプレックスは無い)は,入学当初,せめて成績上位に入ろうと息巻いていた(周りの人間をバカにするとか,俺はお前たちとは違う,みたいな虚栄心のかたまりだった).

しかし,集中できないため勉強が思うように進まず常に自分に苛立っていた. 1つの講義は半年間続くため,計画性のない自分は高校のときと同様,テスト勉強もギリギリに始める始末.このままではいけない,変わらなければ....と焦りばかりがつのった.

自分でやろうと思ったことも,すぐに飽きたり,計画性のない無謀なスケジュールを立ててしまい諦めることが多かった.だから趣味も勉強もどれも中途半端だった. 理想通りに動かない自分に対して,苛立つ毎日が続いた.

おまけに虚栄心のおかげで周囲の人間の実力が気になってしまい,終いには周囲の目を気にする人間になってしまった.

また講義中や,食堂など5人〜大人数が集まる場所では周りの人間の声が気になってしまい,集中できないことが多かった. さらに興味のないことに関しては,全く頭に入らず眠くなる癖が高校から継続していた.(大学生では学年が上がるにつれ,専門科目が増えたので高校に比べれば極端に減った)

テストや学校に提出する書類でも,ミスが目立った.「こんな簡単なこともできない私」に対して,自己嫌悪感を高めていった.

私生活でも,ものが片付けられない(正確には一気に綺麗にして,すぐに汚くする)ので,書類なども無くした.父親が綺麗好きだったせいもあり,自分の汚い部屋に対して苛立ってしまうことが多々あった.家の模様替えを半年に一回はやっていて,その度に散財していた.

人間関係に関しても,相手のちょっとした発言や行動に苛立ったり,相手の会話を遮って話してしまったり,言いたいことをすぐに言ってしまい相手を傷つけてしまうこともあった.というか,自分がそういう行動をとってしまうことに苛立って自己嫌悪していた.

他にも色々あるはずだがとにかく尋常でないほど自分のことで悩むことが多かった.

最初は「能力不足」「努力不足」を疑い,啓発本やHowTo本を読み漁った.けれども一向に改善する様子はなく,結果的に「自己嫌悪」感を高めて,「うつ」状態になるまで自分を追い込んでしまった.

ある日,あまりにも忘れ物が多い(3回ぐらい家に戻って出てを繰り返した)ので,「忘れ物が多い 原因」とググったところで''ADHD''を知った. ''ADHD''の症状が自分の悩みとかなり当てはまり,驚いた.最初こそ占いと同じで「当てはまりそうなこと」を並べているだけだろうと思ったけど,調べるうちに疑惑は高まるばかりだった.

それからWebサイトやSNSを通じて,ADHDで悩む人たちの症状や体験を読み漁った. もちろん思い込み要素も排除できないので,冷静に客観的に判断できるよう,半年間は自分のことを観察するようにした. 自分がADHDだと仮定して,部屋のレイアウトや生活スタイルを組み立てると,想像以上に快適に過ごせるようになった.こうして疑惑は自分の中で確信に変わっていった.

そして,あらゆる根拠を持って診察してもらったところ,「不注意優勢型ADHD」と診断された.

僕が持つ不注意優勢型ADHDに代表される症状は

  • よく物を失くす
  • 整理整頓ができない
  • 周囲に気が散って集中できない
  • 細かいところまで注意が向かない
  • いつもボーっとしている
  • 思いついたことをすぐ話してしまう
  • 順番を待つことが苦手
  • 優先順位が付けることが苦手
  • すぐにかっとなってしまう

がある.今見ても当てまはりすぎて怖い.

僕がこの数年の経験を通して,全てを能力不足で片付けてはいけないことが分かった.

もし日常的に困っていることがあるなら,それが能力不足なのか性質なのかを考えないといけない. 大概,日常的に困っていることが長期間改善しないなら,それは能力不足ではなく性質に原因がある.

僕は能力不足と決めてかかったら最終的に「躁うつ」から「うつ」状態になってしまった.(この頃は本当に辛かった.もう少し経ったら言葉にして,ここでまとめようかと思う.)

「能力不足」と決めてしまったのは,まさか障害だとは思わなかった(思いたくなかった)自尊心と,「6~7割くらい当てはまるけど,全部は当てはまらない」というグレーゾーンがあるからだった. だが,この「当てはまらない」部分は,家族と過ごすうちに身についた習慣による行動がADHDによって発生する症状を上回り,偶然にも表面化していない部分だったわけだ. 一人暮らしをしているうちに,家族内で培った習慣も退廃して,ADHDによって発生する症状が顔を出してきている.

性質によるものを努力で直すことは難しい.僕はためらわず薬を使って改善させることをお勧めする. それは,逃げではなくて,現実的な手段なのだから全くもって問題ない. 僕が苦しんだ3年間(もっというと小学生ぐらいから苦しんでいたが)は,無駄ではなかったけれど,結論は「自分ではどうにもできない」だったので,数年間空回りの努力をしていたことになる.

昔の自分に何か言えるなら

もし今苦しみながら頑張っているなら,頑張らなくて良い方法があること.

その頑張りを別のところに使うようにすることの方が大事ってことを伝えたい.